脳の血流状態を調べる検査とは

脳の血流状態を調べるには検査を行う必要があります。脳の断面を撮影することにより血流の状態が悪い部分を調べるのですが、血流の検査には一般的なCTやMRIなどの撮影とは別の手法を用います。

 

脳血流を調べるための検査方法にはシンチグラフィー、またはSPECTと呼ばれる手法を用います。これは放射性元素を体内に投与し、これが血管中を流れながら放射線を発するのを感知するという手法です。

 

放射性元素というと眉をひそめる人が多いかと思いますが、もちろん健康上の問題が発生しないことが保証されている程度の、ごく微量の薬剤を用います。このシンチグラフィーは脳梗塞のリスクを調べたり、認知症の判定などに用いられます。

 

血管内に流れる放射性元素が発する放射能を調べる、という方法のためきめ細かい診断が行え、たとえば脳の一部の血管がほかと比べて正常ではない、血流量が少ないように見えてもそれは血管が細くなっていて詰まりやすく脳梗塞のリスクがあるのか、あるいは血液の供給自体が不足していて栄養がきちんと回っていない状況なのか、ほかの検査でははっきりとわかりません。しかしこのシンチグラフィーならばそのあたりの判断もしっかり行えるというわけです。

 

健康上問題がないとは言え放射性元素を使うことから頻繁に行うべき検査ではありませんが、診断の確定が可能なためもし脳に変調を感じたらすぐに行いたい検査といえるでしょう。